昔からわけわからんことを、、『フ・シ・ギ』、、と、定義づける

  • 2019.02.20 Wednesday
  • 09:31

 

 

【子の刻】に起きた、とある『お伽話』

 

 


いつだかわからない時代、、、


とあるところに

 

隣の家が長者の
小さなお家がありました。

 

 

小さな家のご家族は
昔からその土地に
住んでいた者ではありませんが、
気に入って15年前から住み始めました。

 

新参者として
近隣の方々には
あいさつを忘れずに、と。

 

一生懸命にお声をかけたり、
早く馴染んでいこうと努めておりました。

 

 

5年くらいの年月が過ぎました、、、

 

そのころには笑顔でご近所の方々とも
話せる間柄になってきたのですが、、、

 

 

突然、、、

 

 

隣の長者が引っ越し、
新しい方がその土地に入ることになりました。


長者の家が取り壊されるときに、
新しく住み始めるという方々が
ご挨拶に参りました。

 

普通に挨拶を返したときに、
ふと、、、

 

『あ〜、お隣の大きな木から
毎年うちにやってくる、、、
いろんな柄のテントウムシたちも、、、
もう見ることはないのだろうな、、、』

 

と思いました。


長者の家が取り壊されて、
あの『木』も切り倒され、
土地が更地になりました、、、

 

 

その2、3日後、、、

 

 

まだ薄暗闇が残る明け方前、
寅の刻を過ぎたころに、

 

ある物音が、、、

 

 

『ゴロゴロゴロゴロ、、、』

 

 

まるで何かを転がすような、、、

 

 

そのあとは、、、

 

 

『ザッ、、、ザッ、、、ザッ、、、』

 

 

と、

 

地面を棒か何かで叩くように
穴を掘っているような、、、音、、、

 

 

小さき家の主はその音で
目を覚ましました。

 

怖いけれど、、、

 

とても気になり

 

障子の破れた小さな穴から
恐る恐るのぞき込んでみることにしました。

 

元長者の敷地の角の路地には
手押し車が停められておりました、、、

 

 

『ザッ、、、ザッ、、、ザッ、、、』

 

 

音はすれども、、、姿は見えず、、、

 

さらに怖くなって、、
見るのをやめて
布団に潜り込みました、、、

 

 

『、、ザッ、、、ザッ、、、ザッ、、、
、、ザッ、、、ザッ、、、ザッ、、、』

 

 

音はしばらく続いておりました、、、

 

いつの間にか眠りに落ち、、、

 

 

明るくなってお日様が顔を出したころ、

鳥が鳴く声で目覚めて、
障子を明け放して目視してみました。

 

 

何事もなかったかのように、、、


ただただ更地が広がっておりました。

 

 

夢にしては、

記憶が鮮明に残っていた出来事でした、、、

 

が、、、

 

さらに10年の年月と共に、、、
忘れかけたころでした、、、

 

 

自宅での仕事が行き詰まり、
深夜、亥の刻を回っても
終わらずに取り組んでおりました。

 

燭台のロウソクがだいぶ短くなって、
そろそろとりかえようかという頃、、、

 

戌亥の方角から

 

なんとも面妖な、、

 

ザワザワと心を騒がすような音が
聞こえてまいりました。

 

 

瓦の破片でもひっくり返すような、、、

 

 

『カラカラ、カタカタ、カサカサ、、、』

 

 

小さき家の主は、

 

『風でも出てきたのかな、、
枯れ葉の音かな、、、』

 

不審に思いながらも、

 

気はそちらの方角から離すことができずに、
息をひそめて成り行きを見守ることにしました。

 


音に気が付いたのは、
子の正刻からほんの数刻前、、、

 

今でいうと
深夜11時55分頃、、、

 

 

しばらくひとところで

 

 

『カラカラ、カタカタ、カサカサ、、、』

 

 

とした後に、

 

急にスッと、

 

まるで瞬間移動でもするように
音の気配が5メートル位前にある路地に
移動しました。


人にしては、動きが怪しいな、、、

 

 

すると突然、

 

 

小さき家の門前で
何やら話し声が聴こえてきました。

 

何を話しているのかは
聴き取れませんでしたが、、、

 

ちょうどきっかり子の正刻になった時に、、、

路地を一陣の風が駆け抜けるのを感じました。

 

 

その風と共に先ほどまであった

 

『気配』も、、、


、音も、、、

 

、、、消え去りました、、、

 


、、、、、何事もなかったかのように、、、、、

 

 

 

〽〜


祇園精舎の鐘の声

 

諸行無常の響在り

 

沙羅双樹の花の色

 

盛者必衰の理をあらはす

 

奢れる人も久しからず

 

ただ春の夜の夢のごとし

 

猛き者もつひにはほろびぬ

 

ひとえに風の前の塵に同じ

             〜〽

 

 

『今年のうちの白梅、、、』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二輪の蕾だけでしたが、

一つ花開きました。

 

紅白合わせて四鉢あり、
毎年開花が楽しみでしたが、

 

昨年には枯れ始めて、
この一鉢しか残りませんでした、、、

 

古来より梅の木は
魔除けにもなるとかならないとか、、、
 

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